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2017/04/01
第一回:仕事でブログを書く目的~コンテンツマーケティング
なぜブログを始めたのか
仕事でブログを書こうか迷っている人、ブログを書いたがやめてしまった人の参考になればと思い今日は書きます。
まずはじめにそもそもなぜブログを書くのか、次に何か思っていること、やっていることを多くの人に伝えるならインターネットが効率的ということ、その次にインターネットにはフェイスブックもツイッターもラインもインスタグラムもグーグルプラスもホームページ(ウェブサイト)もあるのになぜブログなのか、当たり前と思う内容かもしれませんが、きっとあらためてブログの可能性に気づき、特に経営が不安定な企業の事態打開につながると思い書いていきます。
根源的なもの。伝える、または広める
でははじめになぜブログを書くかです。例を挙げます。例えばとても大切な人がいるとします。どんなに想っていてもそれは自分の頭の中だけの世界です。いつかは消えてしまいます。しかし書けば残ります。消えていいものであれば別ですが、同じ視点で「記録しなければ、歴史にならない。話だけでは後々まで伝わっていかない。記憶だけでは忘却の彼方におしやられてしまう。記録し初めて、歴史は歴史になる」という、私の師の一人である株式会社中部鋼材・富原浩社長が発行した「中部倫理法人会のあゆみ」の巻頭で発行者挨拶に出てくる言葉があります。
私がブログを書く理由はこれに尽きます。書けば、記録すれば伝わっていく。つまり、伝えたいことがあるということです。また伝われば広がる可能性が出てきます。すごくシンプルです。手紙を書く。日記を書く。人は書く動物です。
これは人として根源的ものではないでしょうか。逆に書かなければ残らない。伝わらない。知られたくない、伝えられたくないから消すのも人間ですが、なぜ書くのか、向かい合ったところこんな答えが出ました。考えを整理する、これも書くことの効用かもしれません。
なお、何かを伝えるには書く以外に、話す、ボディランゲージといった方法もあります。となると書くことは手段になります。目的は誰かに何かを伝えること。あるいは広めること。言い換えれば情報の発信。これが私がブログを書く目的です。ちなみに情報発信の際のポイントは相手の幸せを願うです。これが最上と思います。書くことに行き詰ったらそれを思い出すと書けるかもしれません。併せて打開策というか、私の書くコツは書きたいことを書くです。
書くことはひとつの手段ですがインターネットの誕生、その伝播力により書くことはさらに威力を持つようになりました。今や多くの人が知っていることですね。
インターネットはコストパフォーマンスの高い広告宣伝ツール
閑話休題。知っている方も多いと思いますがブログはウェブをログ(記録)するという意味のウェブログの略です。またログの原義は船の航海記録(日誌)からきており、それでブログのことをインターネット上の日記といい、多くの人が書いたり読んだりしています。
さて先ほど、とても大切な人がいてその人のことを書く、という例を挙げました。特に思春期の日記ではよくあることだと思います。
何かを書きたいと思う理由・動機・背景・きっかけは人によって様々だと思いますが、弊社はインターネットサービスを提供する会社なので、ここでは自社の商品やサービスをできるだけ多くの人に伝えてその商品やサービスを認知してもらい利用してもらう広告宣伝、販売促進のツール、すなわち営業ツールとして活用する、ということに主眼を置いて書いていきます。また弊社も含め沖縄の企業の99.9%が中小零細企業という統計があり、それも前提にしています。
企業が苦しい経営状況から抜け出す、あるいはワンランク経営状況を安定させるには、上に書いたようにインターネットを営業ツールとして活用することが必須だと考えます。経営が苦しいほどその緊急性も増すと思います。なぜなら経営は売上から成り立っている、あるいは別の言い方をすれば、すべての産業は顧客がいるから成り立っており、商品やサービスを顧客に知ってもらわないと商売にならないからです。どんな優れた商品やサービス、あるいは優秀な営業担当者でも顧客に認知してもらわないかぎり話にならない、これは経営の大原則だと思います。
総務省が2016年7月に発表した「通信利用動向調査」によると2015年末のインターネットの人口普及率は83%となっており、インターネットは身近な情報収集ツールといえます。また情報を発信する側からするとインターネットの魅力のひとつはコストの安さです。
例えば、ページ数やデザイン等にもよりますがホームページは初期費用10万円以下でも開設できます。また維持費は月額1,000円以下で済む場合もあります。またよく言われることですが、ホームページは24時間365日働く営業マンです。
このようにインターネットはうまく活用できれば限られた予算で自社の商品やサービスを多くの人に伝えることができる、非常に費用対効果の高い営業ツールです。経営は効率といいます。インターネットは弱者の武器ともいわれます。常に営業人員が不足する中小零細企業こそインターネットを活用した方がいい明確な理由があります。
登録しないと見れないフェイスブックやライン、書いたものが記事になるブログ
ではインターネットの中でフェイスブックもツイッターもラインもインスタグラムもグーグルプラスもホームページもあるのになぜブログなのでしょうか。
まず大きくソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のグループとそれ以外のグループに分けます。
SNSグループ:フェイスブック、ツイッター、ライン、インスタグラム、グーグルプラス
SNS以外のグループ:ホームページ(Webサイト)、ブログ
よく言われることですが、SNSは「会員制交流サイト」とも言われ、無料ですが登録していないと利用ができません。例えば、フェイスブックは登録していないとすべての写真や投稿を見ることができません。ラインも登録が必要で、インターネットの中ではありますが閉じた世界の中のコミュニケーションを戦略にしたツールです。ですので多くの人に広く伝えるという点では不十分になります。
これに対し、ホームページやブログは基本的に誰でも見れます。
もうひとつ、ブログは日記といいました。日記は日常の些細な出来事を記録する以外に、趣味や関心のあるものについて書いたりします。社会問題について書くこともあるかもしれません。
好きなものだと専門家に負けないぐらい書けたりします。結果、自然と掘り下げることになりSNSと比較して中身のある文章になることがあります。それは「記事」になります。これはブログの特徴といえます。
中身のある文章=記事を書くことによって得られる大きな効果があります。ここからが一番伝えたいことになりますが、長くなるので第二回に続きます。