宜野湾市うちなぁぐち会さんとハワイうちなーんちゅ御冠船歌舞団の皆さんとの交流会に参加させてもらいました。
去る11月3日金曜日の少し早い夕方、西原町にある某大学の交流スペースで開催された、宜野湾市うちなぁぐち会さんとハワイうちなーんちゅ御冠船歌舞団の皆さんとの交流会に参加させてもらいました。 ハワイうちなーんちゅ御冠船歌舞団の皆さんは学問ツアーで来県されており、この日は午後2時から大学の講堂で沖縄や世界が抱える環境、社会問題について宜野湾市うちなぁぐち会の皆さんほかと学ばれたそうです。 私は宜野湾市文化協会が縁でうちなぁぐち会の役員の方に声をかけられ、勉強会後の交流会にて幕開けの舞踊「かぎやで風」の地謡(じかた)を同じく文化協会の古典芸能部の先輩と一緒にお手伝いさせてもらいました。踊りはうちなぁぐち会の與儀清子会長と役員の方の2人で踊られました。 交流会は、宜野湾市うちなぁぐち会の皆さんによる寸劇やハワイうちなーんちゅ御冠船歌舞団の皆さんによる琉球舞踊(歌三線も!)、またうちなぁぐち会さんとハワイうちなーんちゅ御冠船歌舞団の皆さんによるコラボ琉球舞踊、ウクレレ演奏などが披露されました。 去る9月に古典音楽の公演でブラジルに行った際にも感じたことですが、ハワイのうちなーんちゅの皆さんの琉球舞踊や歌三線の技量の高さに圧倒されっぱなしでした。それもそのはず、舞踊の地謡をされた方は三線師範の先生でした。またその方は余興だけ参加の私たちにもとても打ち解けてくださり、少しの間でしたがお話もさせてもらいました。2時間ちょっとという短い時間ではありましたが、またまた大変な刺激を受けた貴重な時間となりました。 交流会の最後はお約束のカチャーシーで終了でしたが、踊りがなかなか終わらないぐらい盛り上がりました。うちなーんちゅパワーが大いに発揮されました。また来年、もっと歌三線を練習して、ハワイうちなーんちゅ御冠船歌舞団の皆さんにお会いできることを心から期待します!
2023/11/08
沖縄県しまくとぅば普及功労者表彰の市長・教育長表敬に同行しました。
宜野湾市文化協会会員の金城明美さんと大城宏予さんが令和5年度の沖縄県しまくとぅば普及功労者に表彰され、その報告にお二人及び関係者の皆さんと一緒に10月31日の火曜日午後、宜野湾市役所に市長と教育委員会教育長を表敬訪問しました。 金城さんと大城さんは宜野湾市文化協会所属の宜野湾市うちなぁぐち会で10年以上、うちなーぐちの普及活動に努めており、その功績が認められての表彰でした。 Googleで調べると、今から14年前の2009年2月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が世界の約2,500の言語が消滅危機に晒されていると発表しており、日本の言語でいうと、北海道のアイヌ語、東京都八丈島の八丈語、琉球諸島の奄美語、国頭語、おきなわ語、宮古語、八重山語、与那国語の8つが該当するそうです。副市長、教育長との懇談の中でも消えゆくうちなーぐちへの危機感がそれぞれ語られ、その対策についての話も色々と出ました。私も沖縄からうちなーぐちが消えてしまった時、はたしてそこは沖縄と呼べるのだろうか、といううちなーぐち消滅へのとても強い危機感があります。9月にブラジルに行ってきましたが、ブラジルで暮らす親戚やウチナーンチュたちとの出会い、交わりを通して、いま私のうちなーぐち愛、うちなー愛は最高潮に達しています。 表彰の報告では金城さん、大城さん以外に宜野湾市うちなぁぐち会の與儀清子会長ほか、同席された役員の皆さん全員が挨拶しましたがすべてうちなーぐちでの挨拶でした。恥ずかしながら一部聞き取れないうちなーぐちもありましたがその抑揚はやさしく、懐かしく、とても心地よかったです。しびれました。私もうちなーぐちを習いたい!今回私は、宜野湾市文化協会の事務局長としての同行でしたので挨拶はありませんでしたが、もしふられたらどれだけうちなーぐちで挨拶できただろうか、、、またまた自分を知る、大変貴重な時間でした。 ちなみに、うちなーぐち(おきなわ語)講師の比嘉光龍(ふぃじゃ ばいろん)氏によると、琉球諸島の言語は「琉球語」と単一の言語のように称されてきたが、実際には複数存在するため、近年琉球諸語研究者の間では、複数を意味する「諸」を加えて「琉球諸語」という呼称が多く使用されているそうです。氏は誤解を招かないために「琉球諸語」と呼称を改めるべきだ、と述べていて、私も素人ながらとても重要な指摘ではないかと思います。 すべての言語が守られ継承されることを願ってやみません。
2023/11/03
屋嘉節 / 知名定男
私に戦争を止める力はないけれど文化芸術の力で世界中のちむぐくる(肝心)ある仲間とつながり、分け合い、平和を求めていきたい。 我(わん)ねーウチナーンチュでむぬ。人だもの。海を越えて、国境を超えて共鳴し合いたい。
2023/10/29
琉球古典音楽野村流保存会主催第47回「定期公演」に出させてもらいました。
去る10月22日の日曜日に読谷村文化センター鳳ホールで開催された琉球古典音楽野村流保存会主催の第47回定期公演に出させてもらいました。野村流保存会の定期公演もこの数年間は新型コロナウイルス感染拡大とそれへの対策のため、中止等の影響を大きく受けました。定期公演は昨年も開催されましたが、新型コロナへの対応がまだ必要であったため舞踊との手合わせができず、演目は音楽のみでした。今回の公演は舞踊の演目も編成され、4年ぶりの通常開催となりました。久しぶりにお会いする先生、先輩方にご挨拶ができて本当によかった。ご鑑賞に足を運んでいただいたお客様にも心からお礼申し上げます。写真は9月に一緒にブラジル支部創立60周年記念公演に行かせてもらった笛の石嶺聖士(さとし)さんと。斉唱「ぢゃんな節・大兼久節(ウフガニクブシ)」でご一緒させてもらいました。また石嶺さんの師匠である仲田治巳(はるみ)先生も一緒に記念写真を撮らせてもらいました。 [野村流保存会主催第47回定期公演プログラム]※クリックするとプログラムが別窓で開きます。
2023/10/28
手をつなごう / 絢香
曲も歌詞も胸を打つ。あなたと手をつなぎたい。 ※動画は基本的に「YouTubeに使用を許可しているライセンス所持者」の方のものを掲載させてもらっています。
2023/10/23
野村流保存会ブラジル支部「創立60周年記念公演」に出させてもらいました。
去る9月17日の日曜日にブラジル・サンパウロ市リベルダーデ区の沖縄県人会本部大ホールで開催された琉球古典音楽野村流保存会ブラジル支部主催の「創立60周年記念式典並びに免許伝達祝賀公演『古典芸能の美』」に参加させてもらいました。すばらしい出会い、一致、友情また発奮という、大変貴重なときとなりました。感謝します。感動大いにありあらためて報告します。 ブラジル日報に掲載された公演記事●創立60周年式典と免許伝達祝賀公演=琉球古典音楽野村流保存会ブラジル支部=本部から宮城幸盛会長ら慶祝団 (ブラジル日報、2023年9月20日)公演前に掲載された紹介記事●60周年式典・公演を17日に=琉球古典音楽野村流保存会ブラジル支部 (ブラジル日報、2023年9月12日)[追加記事]沖縄タイムスでも紹介されました。●ブラジル支部創立60年祝う。野村流宮城会長らと古典斉唱(沖縄タイムス、2023年9月29日) ●公演ポスター(画像をクリックするとPDFファイルが別窓で開きます) ●野村流保存会ブラジル支部創立60周年公演プログラム(文字をクリックするとPDFファイルが別窓で開きます)●野村流保存会ブラジル支部創立60周年公演プログラム(ポルトガル語)
2023/10/09
Iris(Hold Me Close) / U2
ボノが自身の母親、アイリスについて歌った歌。すべての人が母親に歌を捧げることができたらなんと素敵だろうか、、、※動画は基本的に「YouTubeに使用を許可しているライセンス所持者」の方のものを掲載させてもらっています。
2023/09/27
人生を語らず / 吉田拓郎
フォークロックのカリスマ・吉田拓郎。時代の寵児であった彼の言葉を、音楽を聴き、青春を共に過ごした若者の瞬間(とき)は豊かだったと思う。 ※動画は基本的に「YouTubeに使用を許可しているライセンス所持者」の方のものを掲載させてもらっています。
2023/09/24
Remember me / くるり
名曲紹介。この曲も胸を打つ。くるりは世評どおりの優れたバンドであった。リリース:2013年10月※動画は基本的に「YouTubeに使用を許可しているライセンス所持者」の方のものを掲載させてもらっています。
2023/09/23
琉球古典音楽団体様のホームページを制作させてもらいました
今日の仕事の報告はことさら嬉しい内容です。願わくば作成させてほしいと思っていた音楽団体・琉球古典音楽野村流保存会様のホームページを作成させてもらいました。※画像クリックでホームページが開きます(別画面) ホームページを作成させてほしいと願っていた理由は、私が野村流保存会の会員であることともう一つは、歌三線は下手ですが…ホームページ作成は得意とするところだったからです(笑)。 歌は心の糧、暮らしの憩い、時の流れにも・・・と続く、古典音楽ファンおなじみのRBCiラジオ「ふるさとの古典」の名キャッチフレーズがありますが、三線は私にとってまさにその言葉通りです。野村流保存会は古典音楽をこよなく愛する一人ひとりからなる団体ですが、私もその一人です、と堂々胸を張ってと言うことができます。歌三線は下手ですが(再笑)。この古典音楽愛、三線愛を伝えようと自分でも6年ほど前からこのブログで情報発信してきましたが、いつも活動している団体のホームページでも切磋琢磨する仲間の皆さんと古典音楽愛をこれから伝えていけると思うと望外の喜びです。 このブログのファン(1人くらいはいるかな…汗)はご存じだと思いますが、三線は私の癒しです。稽古は至福の時であり、舞台は勝負の時です。この道の多くの先人、先輩方には遥か遥か及びませんが、三線と出会っていなければ困難だらけの人生…私のそれは暗い海の底に沈んだような日々だったと、恐らく思います。今日は仕事の報告でした。三線の話は「三線日々好日」をお読みいただけると幸いです。本題に戻ります。ホームページで目指す目標 野村流保存会は国内外に12の支部を持ち、会員約1,700人を有する団体です。人数の大小の話ではないのですが、十分な覚悟と計画がなくてはホームページ開設は失敗してしまいます。理事会で訴えさせてもらったのは以下の項目、プラスアルファでした。1)野村流保存会のさらなる存在感の確立2)最新情報からこれまでの歩みまでを発信3)価値ある情報の長期保存(アーカイブ)4)信頼性とプロフェッショナリズムの証(あかし)5)グローバルなアクセス可能性6)会員増強への後押し7)印刷 ・郵送物にかかるコストの削減、等 理事会ではホームページ開設に慎重な意見もあったようですが、最終的には費用をはじめ提案内容について承認をいただくことができました。今回、歴史ある団体・野村流保存会様のホームページ開設という、大変貴重な機会をいただくことができ、宮城幸盛会長はじめ執行部また理事・評議員の皆様には心から感謝申し上げます。縦書きデザインと英語表示へのチャレンジ 今回、デザイン面では一部ですが、縦書きのデザインに初めて挑戦しました。また古典音楽の愛好者は海外にも多くいるため英語表示も行いました。日本語の縦書きを英語の横書きにうまく変換、表示できるか心配でしたが、デザイナーが今回も頑張って色々調べながら実現してくれました。感謝です。他に重厚感のあるデザインを心がけました。 コンテンツ(情報の中身)では、野村流保存会の目的および活動内容と先達の歩みについてできるだけ親しみやすく触れられるよう気を配ったつもりです。 コンテンツの充実やスマートフォンへの対応等まだまだこれからの部分もありますが、執行部また会員の皆さんの支援をいただきながら、野村流保存会の様々な情報発信を通して、私たちを魅了する古典音楽のすばらしさを一人でも多くの方にお伝えできればと思います。応援の程宜しくお願い致します。
2023/07/29