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アルテ・大田の日々好日 ~思い立つ日が最上吉日~

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2018/06/02

沖縄新進芸能家協会、初企画「ゆいまわる」公演。第一回を石垣で開催

去る5月26、27日の両日に所属する沖縄新進芸能家協会(略称、新進協)の地方公演で石垣島に行って来ました。地方公演に参加するのは2015年11月の沖永良部島(おきのえらぶじま)公演以来、また石垣島の地を踏むのはなんと約30年ぶりでした。

(以下、新進協新聞委員会で私が担当したレポート記事を転載します)

会員と一緒の舞台に立ちたい

 2018年5月26日(土)、「ゆいまわる」公演が産声を上げました。この公演は、沖縄本島内で開催される公演に参加する機会や鑑賞する機会の持てない会員のために地域に出向き、会員同士やお客さまと演者、芸能を通して人や地域を結ぶことを目的に立ち上がりました。また公演名称の「ゆいまわる」は、結ぶという意味の「ゆい」、そして会員のいる地域を「まわる」という二つの意義と、相互協力の意味のある「ゆいまーる」をかけて付けられました。(考案者は舞踊・太鼓部門の山崎啓貴さん)

 その記念すべき1回目の開催地となったのは石垣島。会場は石垣市民会館大ホールで、開演は18時30分からでした。出演者総数は約100名、来場者数は500人余と感謝に堪えない数でした。

琉球芸能の魅力を感じてもらえたと確信

 第1回目の公演ということもあり、すべての演目についてどの出演者も琉球古典芸能の世界を石垣・八重山の方々に少しでも知っていただき、その魅力を楽しんでもらおうと、出演演目が決まるとすぐに力を合わせて稽古に汗を流しました。本番の舞台ではいずれの演目も新進協らしく、ベテラン、大家の先生方とは一味違う、フレッシュでエネルギッシュな演技を披露することができ、ご来場いただいたお客様の目には新鮮に映ったようでした。

 中でも組踊は新進協としても久しぶりの取り組みでした。演目は「手水の縁 忍の場」。山戸と玉津の恋物語に観客は固唾をのみ、女性4名の歌三線と他の地謡メンバーによる美しい音曲は、男女の切々とした愛を感動的に盛り上げ、ご来場いただいた多くの皆様に琉球古典芸能の魅力を感じ取っていただけたものと確信します。

歌碑めぐり等会員交流も。次回も期待を

 今回の公演は、沖縄本島と現地在住の会員はもとより、東京、神奈川からも多く会員が駆け付けました。また琉球古典音楽野村流保存会八重山支部、琉球箏曲保存会八重山支部、光史流太鼓保存会八重山支部の先生方の賛助出演をはじめ多くのご協力を頂きました。

 また公演終了後の懇親会、翌日の「八重山謡歌碑めぐり」研修などを通して、まさに公演の趣旨である、地域の会員と一緒の舞台に立ち研さんを積むこと、交流を深めること、さらにはその地域において琉球芸能の理解を深めてもらうことを達成できたかと思います。そしてこれからも公演名の通り、第二回、第三回と「ゆいまわる」を継続していけるよう会として努力を重ねて参ります。
(新進協新聞記事はいったんここまで)

 また公演の様子は以下、八重山暮らしの情報サイト「やいまタイム」さんにも写真付きで紹介されていますのでぜひご覧ください。

■沖縄新進芸能家協会 第一回「ゆいまわる」石垣公演 堪能しました
https://yaimatime.com/staff-blog/53365/

 約30年ぶりの石垣島。当時住んでいた場所を訪ねたりする時間は残念ながらありませんでしたが、沖縄本島に帰る直前に観光で寄った川平湾の美しさになんだかほっとしました。

(公演に一緒に参加したメンバーとカメラマンの向こうに見えるのが川平湾。私が撮ったのはこれしかなくお許しを…)

(控室での1枚)

今回の出演演目:古典音楽斉唱(かぎやで風節、ご縁節、辺野喜節)、地謡(舞踊 若衆こてい節)

 このような出演の機会を設けていただいた執行部と沖縄新進芸能家協会、またご鑑賞いただいた皆様へ感謝致します。ありがとうございました。 

※新進協では今回の公演のDVDを発売中ですのでご興味のある方は私までお気軽にお問合せください。(ご連絡は、メール nichi2@mokuhyou.okinawa 宛にお願い致します!)

(ゆいまわる石垣公演・その2に続く)

 

大田 守昭

有限会社アルテピナコテーク沖縄
代表取締役
大田 守昭

おおた もりあき 沖縄県沖縄市出身
このブログは沖縄のインターネットサービス会社・アルテピナコテーク沖縄の代表がお客様及びブログを読んでくれた方お一人おひとりのお仕事がうまくいったり、夢が叶ったりしたらいいなと願いながら書かせてもらうものです。それを通じて私自身も仕事がうまくいき、夢が叶う日が来たらいいなと願いながら書かせてもらうものでもあります。システムや運営はすべて自社になります。もしお仕事のご相談などいただけたら「唐船ドーイ」を弾き歌いながらお話お伺いさせていただきます。まだ練習中ですが。。。

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