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2018/06/11
(更新)不安になった時は
不安との戦い方
不安との戦い方は自分と向き合うことである。不安の原因のほとんどは自分である。自分のせいでないことを不安に思うことはあまりない。私の場合、今何が不安か。三線の試験の結果である。なぜ不安か。十分稽古しなかったからだ。善因善果、悪因悪果。結果にはすべて原因がある。その原因の元も多くは自分である。これは生きていく中で普通誰でも気付く真理だ。「運命は自ら招き、境遇は自ら作る」という言葉があるように私の不安も自らが招き作ったものである。自分が原因なので責めたり慰めることもできない。なぜもっと稽古しなかったのか、ただ後悔するだけ。これはなんと苦しいことだろう。後悔先に立たず、とはよくいったものだ。事が終わった後で、もっと練習しておけばよかった、といくら後悔しても遅い。後の祭りだ。思い出すのが以前読んだことがある選考委員の先生の「稽古は嘘をつかない」という評の言葉だ。
試験や勝負ごとにまぐれや奇跡はない。わらにもすがる思いで、奇跡や神様がいてほしいと願うこともあるが、合格と不合格、勝者と敗者を分かつのは神の仕業ではなく、稽古をしたか、しなかったか、ただそれだけの話なのだ。これは受験勉強、仕事でのプレゼン、何かしらの計画、目標すべて一緒だ。さんざん通って来た道だ。辛酸を舐めて来た道だ。勉強をしたか、しなかったか、準備をしたか、しなかった、行動したのか、しなかったのか。すべてただそれだけのことだ。これはただ自分に勝つことができたかということでもある。自分に勝つことができた者が相手を、試験を、壁を打ち砕くのだ。目標が高ければ高いほど生半可な意志では叶わない。
どん底に光あり
それにしても私は本当に試験に合格したいのだと書いていて気付いた。そういえば気付いたことがもうひとつ。稽古は嘘をつかない、これは力士がよく使う言葉でもある。三線は趣味の世界の話だが私も勝負の世界の片隅で戦っている一人なのだと思った。
悪い結果だろうと正面から向き合おう。出た結果を前向きにしっかり受け止めよう。現在位置の自覚をなしに目標達成はない。ちなみに手応えはない。
(追加)試験前日の練習の様子