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2017/02/23
できないことができるようになるには
自信のないことは失敗する
例えば私は琉球古典音楽の三線を習わせて頂いていますが、試験、公演、家族、友人の前で歌わせてもらうことがある。そのとき自信ないなー、失敗するかもと思ったら失敗する。それを回避するには練習するしかない。一回やるだけではだめで続けなければならない。そして試験等の日から逆算して早く練習を始めることをしなければならい。当たり前のことだ。天才は別だが、「やる」「続ける」「早く始める」これが目標達成の原理原則、法則ということです。特殊な環境、事情で困難な場合は変えなければなりませんが、この誰でもできる当たり前のことをやり続けた人だけが・・・本物になるそうです。
さて練習の中でちょっとしたコツが見つかる、気づける。これは口では説明できない自分だけのもの。師匠も教えるが教えられないもの。経験は自分の財産、価値あるものだ。しかし人にあげることはできないようだ。であれば自分で見つける、気づく、編み出すしかない。練習すればするほど、そう言われたことが分かってくるのが楽しい。勉強って面白い。ちなみに、だから人は変えられない、というのかも知れない。そういえば昨日の宜野湾市倫理法人会の倫理経営講演会でも講師の先生が経営のコツは勉強と実践を通じて見つけるしかないと言っていました。大切なことは一緒と気づく。参加して良かったな。
面白く楽しいが苦しい時期がある。いわゆるスランプだ。その時、自分を支え、励まし、勇気を与え、応援してくれるものがある。よく言われるが家族や仲間だ。そしてもうひとつある。それは「心」だ。心が上を向いているか、明るいか、コップが上を向いているか等々、人によって言い方は様々ある。万人に心はあり、どんな一人の人にも心はある・・・私は恵まれた時代、環境に生まれながら心は常に上を向いていたか、向いていた時と向いていなかった時がある。向いていない時は自分の箱から脱出できなかった。一番苦しかったのは10年ぐらい前の話だ。「心」というものを言葉は知っているがどれだけ大事か知らなかったわけです。ちょっとだけ思い返すと中学を境に両親に反発する子ども、素直でない「クセ」がつき始めた気がする。その頃の自分を殴りたい。ははは。
反転、心を明るく持つ
現在、いくつも目標があるのだが、直近でいうと3月に大きな試され事がある。三線で初の独唱を務めさせてもらうことになったのだ。しかしまだ上手に弾けない、歌えない。先週の稽古は悲惨であった。しかしさっき書いた「心」が上を向いている限り大丈夫だ。夢を叶えている人が、漫画の主人公が言っていた、心が折れない限り、ということはこのことを言っていたのかもしれない。現状は確かに苦しいのだが、小さな希望がある。その根拠が「心」を明るく持てば物事の受け止め方を逆転させることができる、という私の経験だ。これまた小さなものだが、ここから道が拓けると信じている。心を明るくする、これがまさに、暗夜に射す一筋の光になるのだ。だから何も恐れることはない、諦めることはない。この根拠がなければとてつもなく不安だったろう。これは倫理法人会で学び得つつあるものだ。これももう少しでコツをつかめそうだ。本当に暗闇に道が拓けるのか、負のスパイラル、堂々巡りから抜け出せるのかまだまだ実験中の身ですが、生きる中で一番大事なことを学ぶご縁をくれた喜納康光さん、そしてそのきっかけを与えてくれた玉城秀治師匠、またさらにきっかけを与えてくれたすべての人々に感謝せずにいられない。
努めて心を明るく持とう。今の自分にはそれがすぐできる。心を切り替えられる。スランプ脱出が早い。今の自分はスランプすら喜んで受け入れることができる。心はなんて自由で無限なんだろう。
自分が変わる。自分が実証する。自分の財産にする。このしびれる、魂が震える経験、10代から積んでおけばよかったなー。お金では買えない。変われるチャンスはいっぱいあったんだけど逃げたんだよなー。逃げたからこそ今があるともいえるが、一日も早くお世話になった人や迷惑をかけた人に恩返ししたい。一日一日レベルアップだ。
(追記)
今週の稽古では、少し良くなったと師範の先生に言っていただきました。褒められると頑張るタイプです。