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2017/03/05
モチベーションは自分で上げる
モチベーションの上・中・下
私には師匠がたくさんいる。両親はもちろんのこと、職場の仲間、三線の師、友人、全部書くと終わらなくなる。私は倫理法人会という経営者の勉強会で心の持ち方について学ばせてもらっているが、そこで使用するテキストに「人は鏡、万象はわが師」という言葉があり、それを目指しているからだ。この言葉についてはいつか書きたいと思いますが、両親はじめ皆が私に気づきを与え、私の成長を高めてくれる有難い存在だ。その中の一人に大学の先輩がいる。不動産会社の社長で仕事の取引もさせてもらっている。今は中断しているが去年3ヵ月ほど毎週一回一時間ほど弊社インターネットサービス普及のアドバイスもしてもらった。毎回仕事において多くの大切なことを教えてもらったが、今日はその中からモチベーションについて記します。
先輩曰く、モチベーションは自分で上げる。仕事の上・中・下に習えば、モチベーションを人に上げてもらうのが「下」で、自分で上げるのが「中」。その人は自律できている人、意識の高い人だ。そして「上」はモチベーションアップとは無縁の人、どんなに困難でも常に淡々と目標達成する類稀(たぐいまれ)な人だ。
モチベーションが上がりにくい時は
最近の私はスランプ脱出が早くなってきている、と先日もブログに書いたように、モチベーションを相当自分で上げられるようになってきている。しかし頑張らなければ・・・と思いながらもどうしてもモチベーションが上がりにくい時がある。例えば寒い日の朝、夜眠い時、失敗した、叱られた直後だ(食べ過ぎた、飲み過ぎた等も含む)。そんな時に効果的と、これまでいろんな人に、いろんな場所で教えられ試していることが以下だ。不安な時にも効果があるように思う。
1)顔を冷たい水であらう。できれば冷たい水をかぶるのがいいのだがまだそのレベルに達していない。身を清める意味がある。滝に打たれるのが最高の清めのようだ。ちなみにその清めの滝に2014年の1月に打たれたことがある(静岡県御殿場市にある、倫理研究所の通称富士研にて)
2)祖先に挨拶をする(感謝と誓いを立てる)
3)声を出す(できるだけ大きな声)、笑う(笑顔)
なお、眠い時はさっさと寝るのも手だ。失敗は避ける、自分をコントールするに限るが節制ができればこんな記事は書かない(笑)
このうち、今日は3)について記します。
心を変えるのが難しかったら形から入ってみる
私はモチベーションアップの専門家ではないが、これは「形から入る」という方法だ。形によって心を変える。まだ完全に自分のものにしていないが手応えを感じている。そういえば、「笑顔」は誰でも、簡単に作れるので好感度アップに必ず忘れずに、と20年以上前の「就活」時に教わったことを今でも覚えている。教えてくれた人のことは忘れてしまったが今思えばこの方も私の師だったのだ。笑顔になるには具体的にいうと口角を上げるだけだ。口角とは口の両端で、そこを上げるだけで笑っているように見える。先日は同じ会で学ぶ普天間努研修委員長が「笑顔は筋肉」と教えてくれた。彼はコーチングの専門家で会の研修や企業で多くのモチベーションアップの実績がある。超が付くほど明るく、声は人の3倍ほど大きいのではないか。少し話がそれるが去年一度ある会合でモチベーションを上げよう、気分を変えようと笑顔を実践したら、参加者の一人に「何が可笑しいの」と言われて少し動揺したことがありました。確かに可笑しくない場でした。だからこそ笑うのだ・・・と自分にいい聞かせ心をコントロールしました。もちろんTPOをわきまえないといけませんが、実践に障害はつきものだ!この方もまた有難い我が師だ。。話を戻し、「形から入る」のもうひとつは、声を出す。できるだけ大きな声がよい。これで思い浮かぶのが倫理法人会の活力朝礼だ。
倫理法人会の活力朝礼
サラリーマン時代を計7年ほど過ごさせてもらいましたが朝礼があったのか、なかったのかあまり記憶にない。記憶にないということはなかったか、習慣化されていなかったのだろう。私が学ぶ倫理法人会の特徴としてよく挙げられるものに「経営者モーニングセミナー」の開催と「職場の教養」という小冊子を活用した朝礼の導入指導がある。会ではこの朝礼のことを「活力朝礼」と呼ぶ。経営者モーニングセミナーと並ぶ二本柱だ。経営者モーニングセミナーもそうだが活力朝礼を初めて見た時もかなりインパクトがあった。いずれも過去に経験したことなかったからだ。
朝礼で一日の予定や報告、連絡をしている会社は多いと思うが、私が活力朝礼でいいと思ったのは仲間と「心を合わす」というところだ。仕事は一人ではできない、力を合わせることができればできるほど成果が大きい。これは経営者としては当然好ましく、また社員としても心がひとつになることで、気持ちよく働け、業績がアップし、自分の給料が上がるのであれば良いことだ。
さて、「心を合わす」ってどうするのだろう。倫理法人会では「挨拶実習」といって「おはようございます」「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」の3つの仕事の基本挨拶と「はい」の実習を進行役やリーダーのもと行う。「活力」というぐらいなので、これを明るく元気に大きな声で行います。また大きな声を出しながら、姿勢を大切に保ちながら、きれいなお辞儀も一緒に行う。これが難しいのだが隣りの人と動作を合わせようとすると心を合わせようと思えてくるのだ。
心と体はつながっている
やったことがある人、続けた人は分かると思うが、大きな声を出すことで気分が上向いてくる、素直になってくる。もちろん最初は恥ずかしい。私も倫理法人会の役員朝礼で活力朝礼の型を初めて見た時、驚き、やるのを躊躇(ちゅうちょ)した。しかし慣れれば何てことはない。恥ずかしさはなくなる。何より5歳児にできて大人にできないってことが不自然でしょ、ってことを学んでいると思っている。苦手でも「笑顔」や「大きな声」を出すことで心が明るくなってくる。心と体はつながっている。「心身相関の原理」というらしい。どうしてもできない場合はプライドが邪魔をしているのだと思う。この場合、早い話バカになった方が勝ちだ。恥ずかしいという気持ちを捨てるわけだ。心が明るくなればサッと動けるようになる、人間関係もよくなり、一日を全力で悔いなく過ごすことができる。そのためならちょっと恥ずかしい思いぐらいいいのではないか。
一分一秒たりとも心を曇らさせずいたい、しかし心はコロコロ変わる。生きている限り、当然成功も失敗もある。楽しいことも辛いこともある。だからコロコロ変わっていいのだ。大切なことはうまくいっている時もうまくいかない時も心をいつでもニュートラルの状態にできるかどうかだ。ニュートラルとは素直な心の状態だ。私の場合訓練が必要なようでそれを倫理法人会で教わり、仕事や日常生活の中で実践し習得に励んでいるわけです。モチベーションアップで悩む方がいらしたらぜひ紹介した方法等で自ら心を素直な状態にし、やる気を引き起こし、一日一日最高のパフォーマンスを発揮していきましょう。そしていつかモチベーションアップと無縁の域に到達しましょう。
最後に弊社と朝礼についてですが、先月2月17日FMぎのわんで「GOGOリンリ」という宜野湾市倫理法人会のラジオ番組に会長と専任幹事が会の研修で不在だったので代わりに出させてもらいました。番組の中で先ほど朝礼に使用すると説明した「職場の教養」を読むコーナーがあるのだが、その日の内容が朝礼に関するものでした。弊社には朝礼がなく、代役の日によりによって…orzという感じで大変困ってしまいました。また神様が試練を与えていると思いました。
弊社は社員全員が会社の役員であり、またITサービスの開発や運用に携わっていることから昼夜を問わず働くことが多く、毎朝同じ時間帯に事務所に集まることが難しいため朝礼は行っていませんでした。しかしこれから業務を拡大させるにあたり仲間が増えていきます。よりよいサービス提供、また小さくても元気があって楽しい会社にするために倫理法人会の活力朝礼を取り入れたいと思います。その前に社長自ら率先垂範しなければ社員は本当に受け入れ取り組んでくれないのでまずは一人でも朝礼を始めます。
ラジオでは神様が朝礼導入を促しているのだと思い頑張ります、と確か笑ってごまかしました。わはは。確か過去の番組も聞けるはずなので私の動揺ぶりをぜひお聞きください。職場の活性化、社員の皆さんのチームワークの向上に悩まれている経営者の方がいらっしゃいましたら、5月27日(土曜日)13:30~16:30 浦添市勢理客の国立劇場おきなわで沖縄県倫理法人会 第4回活力朝礼コンテストが開催されます。ぜひ足をお運びいただき生き生きしている、また業績が伸びている会社の事例をご覧ください。活力朝礼に関する情報や問い合わせ先については以下の沖縄県倫理法人会のホームページよりご確認ください。また福岡県の活力朝礼コンテストの様子も以下よりご覧ください。
〔参考〕第4回活力朝礼コンテスト参加企業募集のお知らせ (沖縄県倫理法人会ホームページ)
〔参考〕活力朝礼コンクール グランドチャンピオン大会(福岡県)