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2017/04/21
第三回:仕事でブログを書く目的~コンテンツマーケティング
ブログの目的は記録、SNSの目的は告知
前回の投稿ではブログを書くのは、記録したものを絶えず更新してコンテンツを充実させることによってグーグルやヤフーの検索結果ページの上位に表示させる。そこから販路開拓や新規顧客獲得を目指すことが一番の狙いだと書きました。これをコンテンツマーケティングといいました。
今日は書いた記事がグーグルやヤフーの検索結果の上位に表示されやすくなるためのポイントとして独自ドメインと常時SSLについて説明します。記事以外に大事な要素があります。その前に前回少し触れましたリアルでのつながりが前提のフェイスブックなどのSNSとブログの連動方法について書きます。
なんとなく理解できると思いますが、ブログは語源からもまた「日記」と言われることからも目的は記録することです。一方、フェイスブックなどのSNSの目的は主にコミュニケーションです。マーケティング的見地からはブログは「ストック型」、フェイスブックやラインなどのSNSは「フロー型」の情報と言われます。「ストック」「フロー」という言葉からどういうことか、なんとなく想像がつくのではないでしょうか。
「ストック型」とは文字通り、蓄えられていく情報です。ブログの記事はカテゴリ別、あるいは年月別といった具合に分類され蓄積されます。
ストック型=ブログの特性はいつまでも情報がさかのぼって繰り返し読まれたりする可能性があることです。一方、何らかの告知をしないと誰も更新に気づかないという側面があります。
それに対し「フロー型」とは文字通り、流れていく情報です。フェイスブックやツイッター、ラインの「タイムライン」と呼ばれる、いわば時間の河を情報が絶え間なく流れていきます。
フロー型=SNSの特性は「〇〇に行ってきました」といった軽い近況報告や「〇〇会の日程が決まりました」といった告知が簡単にできることです。一方、多少さかのぼって読まれることはあるかもしれませんが、基本的にはその場限りでしか読まれないという一面があります。
それぞれの連動方法としては、ブログを更新したら複数のSNSで告知する、というのが理想的です。
グーグルさんのロボットと友達になろう=SEO対策
先ほどブログは告知をしないと誰も更新に気づかないと寂しいことを書きましたが(私のブログようだ!)、気づいてくれる方がいます。ITに強い、慣れている方は分かるかもしれませんね。それはグーグルさんのロボットです。
以前書きましたが、グーグル・サーチコンソールにURLを登録すれば、グーグルさんのロボット(クローラー)が定期的にブログを訪問し情報(コンテンツ)を収集してくれます。だから検索結果にブログの記事がヒットするのです。検索エンジンとブログは親和性が高いという証拠です。ブログを書くことを勧める根拠があるのです。
〔参考〕サイトを公開したら必ずすべきこと:サーチコンソール追加
ただし、更新されないブログはクローラーも最後は訪問しなくなります。人間だって更新されないブログは見に行かなくなります。すると評価は下がるでしょう。ロボットは感情がない分判断が早いかもしれません。でも更新している限りは告知しなくても律儀にクロールしてくれます。有難い話です。お客様のブログやホームページを一位表示させるためにもグーグルさんのロボットとはぜひとも友達になりたいものです。それを「SEO対策」とお客様に説明すると理解しやすいかもしれません。
また「SNS」での告知についてもグーグルさんのロボットと友達になるぐらい重要ですが、簡単なようでこれも奥が深いのであらためて別の回で書きたいと思います。
頭の中にあるものを記録、保存して共有する方法のひとつがブログ
私の勧めるネット営業戦略はブログを書く、これが核です。それで第一回、第二回とブログを書く効果をしつこく書いてきました。大事なので今回も書きます。
ネット営業戦略の話なので書くことは基本的に自社の商品やサービスのことです。あるいはお客様の声もいいでしょう。それをできるだけ詳しく書きます。それを続けているといずれグーグルさんが「うん、いいコンテンツ(中身のある情報)だ」と評価し、「多くの人に紹介してあげよう」と検索結果の一覧ページの上位に表示してくれるようになります。
当たり前のことですが、自分の頭の中を他人は覗けません。だからこそ自分の頭の中にある商品やサービスのこと、あるいは自分たちが普段やっていることを文字でも音声でも動画でも何でもいいので記録し保存することがまずは大切、とにかく第一歩です。それによって多くの方が共有でき、自社の商品、サービスの普及につながるのです。
ブログは身近な情報発信ツールです。書いた記事はどんどん蓄積され、続けていると後々「資産」になります。検索エンジンのロボットは蓄積、分類された情報を効率よく収集保管し、いずれ評価し、多くの方に紹介してくれます。もちろんホームページでもっと本格的にやる方法もありますが、それは手間も費用もかかってしまい大変なのでハードルを下げたのがブログなのです。
商品やサービスがあるのにブログを使って伝えない、あるいは記事やコラムを書けるのに残さないなんて勿体ない!これは弊社がブログシステムを開発し、サービスとして提供していることもあるため、特に声を大きくしていいたい。わはは。
独自ドメインと常時SSL
まず「ブログを書く」という戦略。その上に「SEO戦略」と「SNS戦略」を描きます。このうち「SEO戦略」の大事な部分についてここからようやく入ります。
ブログで書いた記事が後々「資産」になります、と書きました。ただしその際、大事な前提があります。それは独自ドメインのブログを持つということです。
ドメインとはインターネット上の住所に当たるもので社名や好きな名前を付けることができます。そして、独自ドメインとは「 mokuhyou.okinawa 」のように自分たちでお金を払い、取得したものです。
ドメインとセットで覚えてもらいたいのがサーバーです。サーバーとは大きなコンピュータです。コンピュータなのでいろんな機能があり、何でもできると思ってください。例えば、ホームページを開いて物を売ったり買ったり、ブログを書いたり(このようなことですね)、あるいは好きなメールアドレスでメールを送受信したり転送なんてこともできます。
サーバーとは例えると土地です。土地の上に家が建つように、サーバーの上にはホームページやブログが建ちます。
ドメインとはネット上の住所に当たるといいました。サーバーとは土地といいました。お金を払い取得した独自ドメイン(住所)とサーバー(土地)の上に建てていったものは当然の自分の所有物です。作り(書き)、蓄えていったものは価値が高ければ「資産」になります。
独自ドメインのブログを持って記事を書くということはネット上に自分の家屋敷=財産を築くということなのです。
自分の土地で書いていった記事(ドメイン配下で記事を書くとも言います)が増えれば増えるほど立派な建物が建ちます。記事の数がティッピングポイント(転換点)を迎えた時、「ドメインが強くなる」=検索エンジンの上位に表示されるようになると言われています。コンテンツマーケティングの一つの着地点です。
これに対して、無料ブログサービスで書くブログは人の土地で「間借り」して書くことになります。自分の土地で書いていないため、どんなにいい記事を書いても自分の所有物、財産になりません。
インターネットの普及時期は大手しかブログサービスを提供していませんでした。無料であり、また多くの利用者がいるので集客ができると見込んでホームページはあってもブログは無料ブログサービスを利用という方がとても多くいます。
しかしスマホの機器やSNSの登場などによりお客様のITを使うスタイルが多様化しその分集客も難しくなってきています。競合他社との差別化戦略も益々重要になってきます。もしも自分たちでドメインを持っている(ホームページがある)場合、今では弊社のようなインターネットサービス会社が安価で自由度の高いブログシステムを提供できるようにもなっていますのでできるだけ早めに自分のドメイン(ホームページ)配下でブログを始めることをお勧めします。
そうすることにより書いた記事が自分たちの資産になり、続けることで(蓄えることで)グーグルさんのロボットと友達になれ、最終的には自分たちのドメインが強くなります。それによりグーグルやヤフーの検索結果のページで上位に表示されるようになります。そのコツさえ掴めば、狙ったキーワードで常に安定して集客できるようになります。
ホームページ内にブログがあると、シームレスに他のページ、例えば商品やサービスのページ、あるいは料金表のページを見てもらうことにつながります。コンテンツを磨けばきっとファン化やお問い合わせが入ってくるようになります。
ちなみにコンテンツマーケティングとほぼ同義でオウンドメディア戦略と呼ばれるものがあります。ホームページやブログサイトを磨き高め、自社メディア化させ顧客を獲得する、難しそうだけどなんかカッコイイ方法とここでは思っていただけたら十分です。
独自ドメインともう一つセットで揃えてほしいものが常時SSL( https://~~ )です。
長くなったので第四回に続きます。