- 三線日々好日
- (令和三年度)第41回「宜野湾市文化祭」に2年ぶりに出させてもらいました。
2021/11/21
(令和三年度)第41回「宜野湾市文化祭」に2年ぶりに出させてもらいました。
去る10月30日(土)、31日(日)の二日間、宜野湾市民会館にて第41回宜野湾市文化祭がコロナ禍で規模を縮小しながら2年ぶりに開催されました。
規模縮小となりましたが、文化祭は例年通り、舞台部門と展示部門に分かれ、舞台部門は初日の30日に「古典芸能祭」が、二日目の31日には「バラエティーステージ」が1階大ホールで行われました。また展示部門はこちらも例年通り、30日、31日の両日、2階集会場ほかで開催されました。コロナ禍の緊張の中、20近くある部会がコロナ感染拡大防止による活動の制限を受けながらも困難を乗り越え、それぞれがたくわえてきた活動の成果を存分に発揮、発表しました。
不肖ながら私も、30日の古典芸能祭の幕開け・器楽合奏に三線地謡(じうてー、または地方と書いて、じかたともいいます)で2年振りに文化祭の舞台に出させてもらいました。
[第41回 宜野湾市文化祭~古典芸能祭、幕開け・器楽合奏の様子]
曲は、渡りぞう・瀧落菅撹・鳩間節・繁昌(はんじょう)節の四曲。このうち繁昌節は初めて挑戦する音曲でした。また速弾きでもあったため、なんと地謡リーダーでありながら本番ぎりぎりまで練習に追われてしまいました。しかし、他の鍛えられた地謡メンバーの歌三線のおかげで無事に本番を終えることができました。メンバーの皆さん、助けてもらい感謝いたします。
自身を振り返ると、技量をはじめ、多くの課題を残しつつも、たとい自分に力はなくとも、自信はなくとも、一人ではできなくとも仲間がいれば、困難は乗り越えられる!ということを最も学べた舞台でした。やはり今回も背伸びして出演してよかった。失うものより得るものが大きかった。もちろん失敗することもありますが、その失敗の数だけ成長してゆければと思います。
また今年度からは文化協会の三線部会で副部長のお役もいただき、文化祭の開催決定後から各舞踊研究所から上がってきた舞踊演目の三線各流会派間での地謡担当決めや、会員である三線研究所への割振り、また本番舞台裏方の取りまとめといった、おもてには現れないところでの仕事もお手伝いさせてもらいました。初めての経験で大変な面もありましたが、市内を中心に稽古に励む三線仲間や大先輩の先生方と多くお近づきになれたことは出演以上に大変貴重な機会で光栄でした。
そしてコロナ下で心配されたお客様も思った以上に足を運んでいただき、緊張感と充実感に満ちた中で舞台は無事閉幕。ご鑑賞いただいた皆様の「ぬちぐすい(命の薬)」になったことを心から願い、簡単ではありますが報告とさせてもらいます。「古典芸能祭」関係者の皆様、2年振りの舞台大変お疲れ様でした!そしてご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。ご鑑賞いただく皆様があって舞台は成立します!
次の宜野湾市文化協会古典芸能部の公演は、2022年6月開催予定の古典芸能部主催、第32回「藝能祭」になります。また出させてもらえるよう頑張ります。ブログをお読みの皆さん、応援宜しくお願いします!
幕開け・器楽合奏以外の演目についても写真で紹介します(すべてではありません。お許しください)
[舞踊・かぎやで風]
[舞踊・かせかけ]
[舞踊・上り口説]
[舞踊・いちゅび小]
[舞踊・浜千鳥]
[舞踊・梅の香り]
[舞踊・毛遊び]
[舞踊・金細工]
本番前日、集会場でのリハーサルの様子
本番前、舞台監督のもと入念に開幕の準備が進む
[プログラム]※クリックするとプログラムの表裏が別窓で開きます。
ー宜野湾市文化祭・開催趣旨ー
「各文化領域の優れた作品を広く市民に提供して、文化に対する理解を深め意欲的な公演、発表をとおして文化の継承と創造および発展に寄与し、市民の文化振興を図る」