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アルテ・大田の日々好日 ~思い立つ日が最上吉日~

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2022/07/04

宜野湾市文化協会古典芸能部主催第32回「藝能祭」に出させてもらいました。

 皆さんお変わりございませんでしょうか。去る6月26日の日曜午後、この「三線日々好日(にちにちこうじつ)」の前回記事の最後の方でお知らせさせていただきました、宜野湾市文化協会古典芸能部主催の第32回「藝能祭」に記事の宣言通り(笑)、出させてもらいました。

 前回の舞台公演から約8か月ぶりの出演になります。舞台は「あっという間にやって来た」という感覚なのに対し、記事の更新はずいぶん久しぶりとなり大いに反省です。。。

 気を取り直して、宜野湾市文化協会内のすべての部会が参加する宜野湾市文化祭が2日間開催されるのに対し、この藝能祭は古典芸能部単独での主催で、1日だけの開催になります。古典芸能部は、琉球古典音楽、琉球筝曲、琉球舞踊、琉球器楽、琉装からじ結いの各部で構成されます。

 本藝能祭開催のいきさつは、毎年5月の「母の日」には多くのイベントがあるのに対して「父の日」のそれは少ないという声から「藝能祭 父の日公演」と銘打って開催したのがその始まりだそうです。なんと心温まる話でしょう。以来毎年6月に開催され、今日に繋がります。公演の名称は、当初の目的を達成したということで現在は「藝能祭」のみになってしまいましたが、できれば「父の日」を復活させ、これを口実に父に(なかなか伝えられない)感謝を捧げたいと思うのは私一人だけでしょうか…

 話が横道にそれました。本題に戻り、今年の藝能祭は新型コロナウイルスの影響により3年ぶりの開催でした。開催場所は、文化祭と同じく宜野湾市民会館1階大ホールでした。公演終了後の事務局報告によると約500名の来場があり、家族連れも多く見られたそうです。多くのお父さんが来場され、喜びがあふれたことを願います。

 不肖の私は前回公演に続き、今回も古典芸能部の末梢理事として公演の計画段階から携わらせてもらいました。それもあり実は当初は出演は難しいなと思ったのですが、前回記事の宣言通りにあれよあれよと出演する運びとなりました。前回公演の文化祭では器楽合奏の地謡(じうてー、また地方と書いてじかたともいいます)での出演でしたが、今回は舞踊の地謡でした。舞踊地謡での出演は私も確か3年ぶりかと思います。

宜野湾市文化協会・第32回芸能祭に出演させてもらいました

[第32回 藝能祭、舞踊・形見節の様子]

 今回、地謡は三線手練れの先輩方の中に加えてもらいました。そのため、私の演奏はさておき(汗)、何の不安もなく舞台に立つことができました。頼れるリーダー、先輩がいるということは下の者にとってなんとありがたいことでしょうか。あらためて地謡リーダー、先輩方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。ちなみに今回地謡として出演させてもらった演目は「舞踊 形見節」で、曲は「固節(かたみぶし)」と「屋慶名クワディーサ」でした。2曲とも初めて弾く楽曲でした。

 三線を始めたのが40代になってからと比較的遅かった私は、舞台では初めてチャレンジする曲の方が多く、出演が決まってから本番まではいつもいかに練習するか、自分との戦いです。最後は練習してきたことを信じて本番に臨みますが、ひやひやドキドキすることも多く、また完璧な演奏や歌だったといえるのは1回もないと思います。

 しかし思い起こせば、今から約10年程前の三線研究所入門の頃、新聞社(沖縄タイムス)が毎年主催する伝統芸能選考会の受験にいつも尻込みしていた私に師匠がいつも話してくれたのが「できないからやらない」のでなく、「できないからこそ挑戦(受験)しなさい」ということでした。それ以来、ことあるごとにその言葉を思い出し、ある時はちょっと、ある時は大いに背伸びをして、勇気を出して選考会や演奏会、公演に挑戦してきました。よく失敗しますが、今では「できないからこそやる」それが私の身上であり信条です。

 余談ですが、あまりにも試験申し込みを嫌がる私に「君は上手になってから、覚えてからやるつもりなのだろうが、それではいつまでも経ってもできないし、上手にもなれない」と諭されたことも昨日のように思い出します。

 限りある一度きりの人生、いつ、どんなふうに死ぬかも自分では決められない人生。そうであれば師匠が教えてくれたように、やろうと思った時には遅かったとならないように、「できない」ことを言い訳にせずまずやってみる、できないからこそやる、そんな生き方をこれからも続けられたらと思います。

 今日はブログを書きながら師匠の優しい顔が目に浮かび少し泣きそうになってしまいました。

 皆さんの挑戦の先にも人生が変わっていく、驚くばかりの奇跡が起きることを願っています。

琉球古典舞踊・形見節(かたみぶし)|宜野湾市文化協会
[舞踊・形見節の様子2]

 

 [プログラム表面]
宜野湾市文化協会、第32回藝能祭プログラム表紙

[プログラム裏面]
宜野湾市文化協会、第32回藝能祭プログラム裏面

 

次の宜野湾市文化協会・古典芸能部の公演は2022年11月12日、13日の第42回「宜野湾市文化祭」になります。先生、なかなか上手になりませんが…それでも出演できるよう頑張ります。

ブログをお読みの皆さん、応援宜しくお願いします!

 

大田 守昭

有限会社アルテピナコテーク沖縄
代表取締役
大田 守昭

おおた もりあき 沖縄県沖縄市出身
このブログは沖縄のインターネットサービス会社・アルテピナコテーク沖縄の代表がお客様及びブログを読んでくれた方お一人おひとりのお仕事がうまくいったり、夢が叶ったりしたらいいなと願いながら書かせてもらうものです。それを通じて私自身も仕事がうまくいき、夢が叶う日が来たらいいなと願いながら書かせてもらうものでもあります。システムや運営はすべて自社になります。もしお仕事のご相談などいただけたら「唐船ドーイ」を弾き歌いながらお話お伺いさせていただきます。まだ練習中ですが。。。

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